溝口庸一支部長
新年おめでとうございます。日頃より東京都行政書士会北支部の活動にご理解を賜り、ありがとうございます。

今年は7月24日から東京オリンピック、8月25日から東京パラリンピックが開催されます。メダルを、そして記録を目指して競う選手の姿は世界中に勇気と感動を与えることとでしょう。

パラリンピックの選手は、その障がいを負った時には失望し、人生を諦めかけたかもしれません。また、街なかでは車椅子の方や白杖をついている方を見かけます。そういう方を目にすると、人間は障がいを負ったとしても、乗り越えられる強さを持っているのだと勇気づけられます。

近頃は障がい者の“がい“を漢字表記ではなくひらがな表記するケースが増えています。認知症も以前は、痴呆と平然と言っていました。健常者や障がい者など、人を区別するような言いまわしが国語辞典からなくなる日が来ることを願っています。

2000年4月に介護保険制度・成年後見制度ができて今年で20年になります。高齢者がたとえ認知症になったとしても尊厳をもって生きられる、「長生きするなら北区が一番」と心から言える地域作りに北区と共に取り組んでゆきたいと思っております。

(支部長 溝口庸一)